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【重要】フミコミュリニューアルのお知らせ

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【重要】フミコミュリニューアルのお知らせ

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それはいつかのさよならよね

[コメント] 300

guest
おきもと 2009/01/01 01:06:45  削除依頼

 このスレッドは旧掲示板かわ氏主催企画「それはいつかのさよならよね」の第二期になります。立てた人間が私というだけなので、主催者は変わらずかわ氏です。
 第一期までの参加者様、覗いていた方、初めての方などなど、多くの方の参加を心より望んでおります。
 まとめサイトになります→ http://integration001.web.fc2.com/srh.htm

【一レス以内で回答創作バトン】

ルール
一、参加して下さる方は、一つ前の作品を書かれた方の御題で詩でも小説でも何でも良いので、創作をして下さい(一レス以内に収めて頂けるとありがたいです)。

二、創作を終えたら、次の御題を創作して下さい。レス内に、次の御題と分かるように書いて下さい(字数制限に限り、これがどうしても創作の邪魔になるようでしたら、次の二レスめ突入OKです)。

三、最後に、投稿する前に、一度ページを更新してみて下さい。あなたの前に既に投稿をしている方がいらっしゃるかも知れません。

次題→「甘く朽ちる世界の片隅」

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No.49  新菜、  2014/03/27 00:15:18  削除依頼

.
◇ 弛む水


付き合い初めてからからでも彼は何時だって大人だ。余裕があり子供っぽさもなくいい大人の例にあげてもいいぐらい、完璧な…完璧すぎる大人なのだ。
だから思う、彼の余裕のなさを見てみたい、と。それはただの興味から動いた。


…否、少し嘘を吐いた。本当は私のことを子供っぽく見て欲しくない、という自己満足から動いたと9割、これが本音。


「…これは一体なんですか?」
「何ですか、と言われると困ります」
「困っているのは…俺の方なんですが」


大胆な行動をしていると我ながらに呆れる。子供っぽい行動だ。シャワー室にて、彼がシャワーを浴びているところに私は後ろから何の断りもなく抱きしめている状態だ。

彼の体はごつごつとした筋肉質。こんな彼の逞しい体も好きだ。それらを触りながらもシャワーは止まることもなく水は私にもかかる、彼と同様に。


「…余裕のない子供みたいですね、私」


水がかかったことで冷静になれた気がした。髪から滴る水がぽたぽたと落ちる。すると、水はかからなくなった。彼がとめたようで、…弛む彼の表情。



「余裕がないのは俺だって同じです」
「え…」
「俺は貴女が思うほど大人じゃない…子供だ」



シャワーの水が再び弛み、ぽたぽたと落ちて。弛む水は惜しみもなかった。


◇ 弛む水 

──────── 
初投稿であり文章が拙く申し訳ないです、
素敵な御題をありがとうございました!
次の御題は、


Next⇒『デトリタスと同じく溺れた』



.



guest

No.50 yoma 121.107.37.96
2014/03/29 02:25:15 削除依頼

→→→『デトリタスと同じく溺れた』

堆積する。
沈殿する。
ぼんやりとベッドに転がって、ぼんやりと、自分の頭の中に詰まったヘドロ……にも似たものを、ぐるぐると掻き混ぜているようだ。
まるでどうでもいい時間だ。
嫌な事ばかりではないし、楽しい事も嬉しい事もそれなりに多い。
ただ、堆積していくのだと思う。
何か高性能な微生物が分解してくれればいいのに。
私はそんな事を考えて、堆積物の上澄みじみたものに溺れる気分で、半分笑った。

----------------------
「デトリタス」って何??
と思って、wikiで調べましたwww
得体の知れない結果になってごめんなさいでしたが、面白いお題ありがとうございました!


Next→→→『それは、とても』



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No.51  茉紘  2014/04/12 21:50:13  削除依頼

◎『それは、とても』



それは、とても厄介なものである。複雑であり今までに抱いたことのない感情の一種何だろう。


「ああ、それは恋だね」
「恋?誰が誰に?」


資料を読んでいた手をとめる。今は放課後の時間帯。今日もあたしは慣れた手つきでこの繰り返された資料作業を終えようと勤しんでいた。だが彼、上野の言葉は聞き逃すことが出来なかった。

たった2文字の言葉であたしが厄介だと思っている感情を、いとも簡単に口にしたからであった。上野はにこやかな笑みを浮かべる。


「俺に」
「ご冗談?」
「うんうん、本気」
「胡散臭い。一応念のために言っておくけどそれはない」


はっきりと言える。彼だけに恋をしていることなど到底ない。断じてない。とめていた手を動かして資料へと視線をうつす。だが、すぐに視線は彼の方へと誘導された。

読んでいた資料を彼が強引にも奪い取ったのである。目が合った。数秒、合ったと思えばあたしからそらしてしまう。五月蠅く鼓動が速くなって吐き気がする。


「ない、って言える?」
「言える。だってあり得ない」
「でも俺はそうだと思う。そうだと言える」
「何でそう言えるの?」


断定的に言える彼。どこぞの自信から来ているのだろうか。彼が近くに寄ってくる。あたし達はそんな関係ではなかった。お互いに恋をするような関係では。ああ、厄介なことになった。

そして吐息がかかるほどの距離。くいっと顎をあげられて見つめ合う距離に普段の彼とはかけ離れた真剣さがおびた目であたしを見ていた。そして彼の目にあたしが映っていて…答えが出ていた。


「顔に書いてある。俺のこと好きだって」
「自意識過剰って言うんだけどそれ」
「それでもいいよ。俺、片岡のこと好きだから」
「だから…駄目だよ」
「無理。嫌なら殴って」


だんだんと近付いていく距離。真剣さがある目にあたしが動けないことを知っているのだろうか。嫌なら殴って、なんて。殴れないこともわかっているのだろう。



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No.52  茉紘  2014/04/12 21:50:48  削除依頼

そしてリップ音が鳴る。やけにその音がひどく耳にまとわりついた。口付けされたのだと理解した途端、顔に熱が帯びる。既に赤みがあった頬に更に倍増する。

上野が離れてにこやかな笑みを浮かべる。とても楽しそうで勝ち誇ったような。一方あたしは、複雑でそれは、とても…


「厄介だ。すごく厄介で認めざるおえないじゃないか!」


恋と言う厄介な感情を抱いてしまったあたしに彼は満足そうな笑みを零した。


◇◇◇◇ ◎ それは、とても End
初参加です。拙い文章で申し訳ございません。
ですが書いていてとても楽しかったです!◎ではでは失礼します。
まさか文字数オーバー。すみません、

NEXT◎ 【 君の答えはもう知っていた 】
.



deleted

No.53 律架、 2014/04/26 08:24:50  削除依頼

【 君の答えはもう知っていた 】

溜め息をつきながらも、
下駄箱を朝一番で開ける。

それは、私の下駄箱ではなく、
あるクラスメートの下駄箱だ。
不良、と敬遠されている、あいつの。

まあ、幼馴染なのだが。
なにしにきたかというと、友達からもらった手紙。
私の幼馴染に渡せと言うのだ。

「 はあ... 」

また溜め息がでる。
この友達と幼馴染の答えは知っていた。
『二人は両想い』だと言うこと。

私は....
幼馴染のあいつが好きだった。
でも、下駄箱にあいつへの手紙、入れないと。

私は少し涙目になりながら、
バッグからラブレターをだして。

下駄箱に入れたのだ。
友達のラブレターを。

それと同時に声が聞こえて。
懐かしい、でも嫌いにならないと。

「 お前、なにやってんの? 」

幼馴染の声だ。
あいつも一人で来ていて。

涙がでそうになったけど、
まあいい、でも厄介だ。

「 バーカ、なんにもしてないよ! 」

そう笑顔で告げる。
涙が、出そうになったから、
教室へ駆け出した。

あいつは追いに来ない。
来て欲しくない、なんならもう......


「 頑張れよ、幼馴染さん。 」

私はそう言って、涙をふいた。


◇ 【 君の答えはもう知っていた 】 end、


初参加です。
なんか、ありげな話ですね笑
でも、面白かったです!
有り難うございました(^O^)/
次のひと、来ることを願います。


next、 【 一冊の本と、私と君。 】


.



deleted

No.54    未空、 2014/04/26 08:50:55  削除依頼

【 一冊の本と、私と君。 】


ある朝、私が出会った本は
『 あるものを作れる本 』だった。

最初に、今いる図書室にいたとき本が動いた。
そして、私の手の中に。
私は気になって開けた。なんだ、と。

『 こんにちは、この本はなんでも作れます。 』

いきなり本が喋った。
でも周りには聞こえてない様だった。
ていうかなんでも作れますって。呆れる。

じゃあ、作ってみようじゃないか。
やってやんよ、どうせ嘘でしょ?

『 ご主人、作りたいものは? 』

そう言っている本に言った。
自分でも馬鹿だと思う。おめでたい脳だ。

「 彼氏、彼氏が欲しい。 」

そう言うと、煙がでて。
でも、図書室の人は此方を見もしない。
煙に咳き込んでいると、声。
とてもすきとおった声だ。声優か。

「 こんにちは、ご主人。 」

隣には、男の子がいて。
笑いかけている、美形だ。

まさか....
本物なのだろうか。


私の、フカシギな毎日が始まる。



◇ 【 一冊の本と、私と君。 】 end、

こんにちは、初参加です。
すごい現実味のないですね、はい。笑
またきてもいいなら、来ます。
楽しかったです、次のひと来るかな?汗


ネクスト、 【 友情ノイズ、春のお話 】



.



guest

No.55 arisaka, 218.222.64.95
2014/04/26 21:27:17 削除依頼

春という季節はどことなく苦手だ。ニュースや新聞で取り上げられるタイトルに私は違和感ばかりを抱く。【新しい出会いの季節】。人間はどうも新しい出会いに惜しみがないようだ。過去のことは過去のことして扱うのだ。
「なんて、陳腐な言葉何だろうね」
「どうしてそんなことを?」
「新しい出会いなんて要らない。今のままでいいのに」
「それは無理があるんじゃないかな。春は出会いの季節だよ」
彼は笑みを浮かべながらもそう言う。春の季節に似合う笑みだ。温かくもひだまりがある、それが彼の特徴的な笑みだ。だが今の私にとってはその笑みは不愉快にしかならなかった。
予定外の言葉だったからだ。彼なら私と同意見だと思っていたから不服だ。
「春は出会いの季節?むしろ、別れの季節だよ」
「そうだね、俺たちもお別れだ」
「…だから嫌いなの。離れるの嫌なのに」
「それはどうして?」
そう春は別れの季節だ。彼と出会うのは春だけにあって春でさよなら。毎回それの繰り返し。そして次の春で出会う。けれど私はその出会いが嫌だった。彼とは仲が良い友人で意地を張りやすい私にとっては数少ない親しい間柄。
離れるのが嫌だと素直に言う。彼は首を傾げてお得意の笑みを浮かべて聞いてくる。しかし私はその疑問に上手く答えれることが出来なかった。
「どうしてと言われるとどうして?」
「さあ、俺はキミ自身じゃないしでも…」
「え?」
不意に私に近付いてくる彼。それと同時に桜吹雪が舞い彼が耳打ちで何かを言った。ノイズとともに彼の声は、私を驚かせるものだった。桜が舞う中で彼は離れて相も変わらない笑みを浮かべた。
「来年の春、楽しみにしてるよ」
「…や、やっぱり春は嫌いだ」
桜と同じように私の頬はピンク色に染まる。春は苦手だ。別れの季節だからだが今回の春は好きになれそうな気がした。彼の言葉とともに。
「俺も離れるのは嫌だけどまた、好きなキミに出会えるから好きだよ」


■ 友情ノイズ、春のお話  End
初めましてarisakaと申します。初参加です。すごく楽しかったです。また次も参加させていただきたいと思います。


NEXT➝「ピーターパンは三度の嘘を吐く」


.



guest

No.56 iku_u 111.100.230.4
2014/04/28 16:21:03 削除依頼

ピーターパンは3度の嘘を吐く


夜12時を回った。ああ
あの時の夢が呼び起こした魔法
君を信じた奇跡が私と共に時間をなす嵯峨となって舞踏する
限りなくそして消えてしまいそうなこの星を私は胸に抱え込み
しっかり離さずいたつもりなのに
この上なく愛おしかったあの空もあなたの笑顔も私たちがあったあの瞬間でさえも小さな小さな嘘に過ぎなかった
ねえ、そうでしょう?
君は知っていた。誰よりも無邪気に笑いながら
そこにある平然とした空間をそっと、見つめていた。

それは夜12時
音をだして鳴った


私は夜風に髪を揺られながら
そっと窓を閉めた


+++++++++

ピーターパンは私的に時間というものの大切さ?みたいなのを
教えてくれたんじゃないかと思います.w
あの世界から帰ってきた後の女の子の、しんみりした感じを書きたくって投稿しました・・!


ネクストは・・「黎明の月夜」☆☆



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No.57  夕菜、  2014/04/29 23:03:58  削除依頼

真夜中は好きだ。静寂なこの時間帯が居心地が良い。この醜い姿を晒さなくていいのだから。例え、ひとりぼっちでも夜は何も私を責めたりはしない。
「…そろそろ出て来た方が良い。君はもう自由だ」
「自由になったとしても私はこの牢屋から出る気はない」
人外だと人間に批判され罵倒され私を牢屋に閉じ込めて100年。ずっとこの暗い牢屋の中にいた。今更、自由な身になったとしても己の身をみるのが恐ろしい。だから暗闇の中にいるほうがいいのだ。なのに目の前にいる青年らしき声は、離れて行こうとはしない。
「君の目は素敵な紅色で立派な角がある。素晴らしい鬼だ」
「やめろ。そうやって人間は言った。騙すだけだろ!」
知っている。人間は都合が悪くなれば牢屋へ押し込む。わかっている。ますます私は奥へ奥へ潜っていく。
「…俺は騙さない。君が欲しいから、自由にしたい」
「そんな戯言を言うな。人間など信じられるか」
「…だったら、俺の方からそっちへ行こう」
「え…?」
枷が外れる音がした。そして灯がみえ近付いてくる。…青年の顔がはっきりと見えて私は驚きを隠せない。それに我に返り、醜い姿を晒し出してると思いを顔を隠すが青年に阻まれる。
「綺麗な顔だ。何故、隠す?…光が怖いか」
「そうだ、光が怖い。私が醜い姿を晒したくないのだから」
「何を言っている。醜いなど誰が言うものか…いや、君は世界を知らないからそんなことを言うのだ」
「世界を知らない…確かに知らないがそれが何だと言うのだ?」
すると青年は私の手を引っ張り強引に牢屋から出す。牢屋から出ると…満月の中、黎明があった。月夜の美しいこと。
「…これから世界を知ろう。俺が君に教えていくから」
私はその日から黎明の月夜の日に旅へ出ることに決意した。


――――――――――****


黎明の月夜、という言葉素敵な響きですね。
話はなんかすみません汗
夜明け前ってかんじと始まる感じがしたのでこれにしました。
お題ありがとうございました。


次は「青春を征服したいとキミは言う」



.



guest

No.58 通りすがり、 218.222.66.247
2014/05/07 19:05:03 削除依頼

支援あげ。
もっと色々読んでみたいという希望です。



guest

No.59 merrycrow 118.14.169.180
2014/05/24 18:50:37 削除依頼

がくせいなんてつまらないと彼女は言った。
がくせいなんてつまらない、いろんなものにしばられて、いろんなものになやんで、なやまされて、べんきょうもしなくちゃいけない、恋愛も忙しい、にんげんかんけいはむずかしい、受験も考えなくちゃ、わたしの人生ってなにをしたらいいんだろう、わたしってなにが得意なんだろう、なにをめざせばいいのだろう、ああゲームがしたい、おなかが減った、ともだちと遊びたい、あなたとちゅーしたい、この問題わからない、マンガよみたい、朝起きるのめんどくさい、学校いくのが億劫、ああいやだ、ああいやだ。

彼女はまったくもって本当に、そう言った。はやく大人になりたいと彼女は言った。僕は彼女の話を聞きながら、なんと、世界はこの子を中心にまわっているのだな、と頷いてみせた。

「なによ、おとながえらそうに」
「きみはわかい、ほんとうにわかいな」

むかつく! と彼女はすねてみせる。うらやましくもあり、複雑でもある。この気持ちをきみは知る由もなく、また知る必要もないものだ。

                青春を征服したいとキミは言う。
ーーーー
なんと、こんなスレがいまだ続いていたとは・・・。
ありがとうございます。カラスでした。
次題「愛しているならバッグを買って」



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No.60 紅瀬奏子 2014/07/17 17:44:04  削除依頼

初めてバイトして稼いだお金は、一生残るような、たとえば本とか時計とかを買うのに使った。初めて飲むお酒は、家族と誕生日の晩に安くてもいいから素敵なエチケットの貼ってあるワインを飲むって決めていた。あたしは、初めて何かするとき、それを見る度一生思い出し続けるようなきらめいたものを暮らしの中にひとつひとつ刻むのが好きだった。
真っ黒だった髪を明るくして、いまだに慣れない手つきで顔に化粧を施して、そのおかげかどうかはわからないけどあたしに初めて特別な相手ができた。
でもまだ彼からは何ももらっていない。帰り道に手をつないでも、夜の公園でキスをしても、なんとなく心に隙間ができたまま、満たされないまま小さく笑ってその隙間に背中を向けてきた。とっても優しくて、信じられないくらいあたしを大切にしてくれる。こんなに素敵な人がどうしてあたしを、って思うこともある。だけど、これじゃまだ、友達と同じ。たまたま彼が男だっただけ。
彼があたしの初めてになるために、あたしが彼の特別になるために。ひとつお願いしたいことがあります。


・愛しているならバッグを買って

おそまつさまでした。
お次のお題は「底なし沼の傍観者」でお願いします。



guest

No.61 かなしいつか 114.171.109.11
2014/08/12 03:27:05 削除依頼

 夜の帳にスーパームーン。旧暦の七夕に願うもの。何十年に何回やら幻想的やら世紀の瞬間やら。自然や文化に幻想を抱いて、勝手に作って、祀りたて、はやし立て、外から騒いでぶち壊す。本末転倒とはこのことではないか。家の外から聞こえる声は、静かな一夜を過ごしたかったぼくの思いに逆らって。見なくともわかりきっている光景。短冊にお願いは気持ち程度、家族やカップルたちが、浴衣を着て、りんご飴を舐め、ときにはヨーヨーなんかぶらさげて、寄り添って歩いてはできあがる人ごみ。言葉通りのお祭り騒ぎ。
 海底に届く光は限られているのに、どうして月と地球の距離は、その光を阻まないのだろう。彦星と織姫を引き裂くよりも、どうせならこちらを裂いてほしかった。夜は夜。闇は深ければ深いほどいい。そのまま黒に沈んで、生物がすべて完ぺきな眠りにつくような、そんな空間がほしい。
 闇と光が完璧な別物ならば。空間ごとすべて割り切れたなら、ぼくだってマイノリティーにはならないはず。

 「ほらもう昼よ。いつまで寝てるの。」

 オモイオモイ布団に飲み込まれるぼくだって、そのときヒカリが見えるハズ。

   +底なし沼の傍観者

‐‐‐‐‐
ふらふらと迷い込んでしまいました。
以前参加させていただいたのが2007年…ときの流れと愛される企画に脱帽です。
next title;「スイカの種、とんだ」



deleted

No.62  紘希*" 2014/08/14 18:59:49  削除依頼

あたしには一人の幼馴染がいる。
生まれたときから一緒にいて、気づいたら笑いあってた。だからなのだろうか。
好きなアニメも同じ、好きな芸能人も同じ。
そして、お互いの好きな食べ物も同じ。スイカである。
幼馴染の家がスイカ農家で、よく隣の家のあたしの家庭はよくスイカを分けてもらっていた。
夏はスイカのお陰で接点が増える。
縁側で一緒にスイカを幼馴染と食べれるから。
「....やっぱり美味しいな、スイカ。」
「だろ?でも俺のスイカ、お前と一緒に食べると数倍美味しくなるよ、不思議なことに」
「っ、でも来年までさ...この季節になるまでこうして食べられることないじゃん、残念でした」
でもいざ夏になると別の感情が芽生える。
...来年まで、こう一緒に食べられることはないって。
さみしいなって。学校じゃ二人あんまり喋れないから。今だけなの...二人だけの楽しい時間。
「何か噛み合ってないな..俺らの会話。...な、さみしいの?」
不意に真意をつかれたような気がした。
幼馴染はじっ、とあたしの目をみてくる。
それと同時にあたしは切なくなって、無意識に涙を零してしまった。
「さみしいよ...!あんたはどうせ他の女の子を見てるから...二人だけの時間は多分もうないから....、さみしいよ!」
自分がさっき思っていた気持ちを言葉にした。
涙が頬を伝っていって、スイカにかかる。
「、そう思ってたのか...ごめん、気づいてあげられなくて、ほら涙ふけよ」
幼馴染が優しそうな笑みをしながら袖を差し出してくる。
あたしはそれで、どんどん出てくる涙を拭いた。
.....あたし、何やってんだろ、謝らせて。平心を保て、あたし。
もう大丈夫だよ、とあたしはそでから手を離そうとする。
「じゃあずっと俺がお前のそばにいればいいんだな?」
「え....?」
だが不意に抱きしめられ、
あたしと幼馴染はハグしているような姿になる。
(え....)
急に抱きしめられた。
びっくりと鼓動がリンクして心臓が張り裂けそうになった。
「ね、おかしなこと言っていい?」
「え、あ、うん、いいよ」
ぎゅ、と力が強まる。
「俺、お前のこと好きだから。だからそばにこれからいてあげられるよ」
そしてそこから押し倒され、世で言うキスをされた。



deleted

No.63  紘希*" 2014/08/14 19:17:48  削除依頼

「はい!これで幼馴染以上になった!」
「....ん、はっ、あ....」

暑苦しい。でもあたしは目を閉じて熱いキスを感じていた。
「も、もう一回ハグしようぜ!」
幼馴染がもう一回ハグしようとする為、
あたしはかっ、と目を開け引き離そうとする。
その反動でスイカ用のお皿が落ちてしまったようでガシャという音がした。
「「あ....」」
あたしたちは一瞬で音の方向へと目を向ける。
そこにはスイカの種が飛び散った風景。

「スイカの種、飛んだ」

多分あたしはこの風景を忘れないと思う。
アツアツの、夏を。

______

お粗末様でした。そしてありがとうございました。
2レスに到達してしまって申し訳ないです。

→ Next...「きっとキミの太陽はあたしじゃない、そう願う」


.



guest

No.64 八万十ユウリ* 119.228.138.223
2014/09/05 02:10:32 削除依頼

 絶望は太陽とともにやってくる。窓から朝日が差しこみ、まぶたの裏が赤く燃えている。あたしは目を覚まさなければならない。あたしはベッドから抜けだし、カーテンを開けて、制服に着替えなければならない。そして朝食を食べ、学校へ行かなければならない。
 幸福とともにあたしをこの世に生みおとしたパパとママは、あたしの絶望を知らない。彼らを悲しませたくないからあたしは、絶望を飲みこみ、トーストを飲みこみ、家を出る。朝食べるトーストは、太陽のにおいがして好きじゃない。
 あたしの髪は黒々と長い。ちょうど雲ひとつない美しい月夜のように。あたしがこの体のうちで唯一気に入っている部分だ。あたしは顔をうつむけて道を歩く。下に見えるのはアスファルトに落ちたあたしの影、左右に見えるのは真っ黒な髪のカーテン。こうしていれば、あたしは太陽と顔を合わせずにすむ。
 ひとりぼっちのちいさな影に、黒いシルエットが重なった。そいつはそこにちょこんと座り、あたしの顔を見上げた。黄色いふたつの目。それを三日月みたいに細めて。まるでまぶしい太陽を見上げるみたいに。
 やめてよね。きっとキミの太陽はあたしじゃない。
 あたしは地面にしゃがみこみ、ポケットからティッシュにくるんだ朝食のトーストの切れ端を取り出し、そいつの前に置いた。
 そいつはおはようというみたいに、にゃーと鳴いた。

〈きっとキミの太陽はあたしじゃない、そう願う〉

 すこし前、ここを頻繁に訪れていたときは、指をくわえて見ていただけのスレッドでしたが、思いがけず再会したのがうれしくて、恥を忍んで参加してみました。すみませんでした。
次題:〈シュークリームを食べるみたいに〉



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No.66 葉澄。 2014/09/10 11:22:39  削除依頼

カランカランとカウベルの音が鳴る。その音にこの時間。誰が来たのかはすぐにわかる。……彼だ。人懐っこい笑みに癖っ毛のある髪。欠伸をしながらも厨房のほうへと行く。そして喫茶店の恰好に着替えてお客様へ対応し始めた。高鳴る鼓動を抑えながらも今日もまた此処の自慢だと言われるシュークリームを頼む。此処のシュークリームはとても美味しくてかなり好きだ。シュークリームは彼を観賞するために誤魔化している術みたいなもの。シュークリームが来るを待ちながらも、彼をまじまじと今日も観察。彼に恋をしたのはこのシュークリームだった。私がシュークリームを落としたのがきっかけで残念がっていた自分に彼が声をかけてくれて内緒でひとつ貰ったことからだった。そんな彼にお礼を言えないまま、今日を過ごしている。すると、シュークリームがきた。今日もこれを頬張りながらも堪能する。やっぱり甘くておいしい。全部を食べ終えて、支払いを済ませようとして財布を取り出そうしたら、クスッと笑い声。
「お客さん、いつもクリーム頬についてるよ。俺のこと見過ぎ」
「え……?」
「ほら、ごちそうさまでした」
顔をあげたときには既に遅くてそこには彼がいて彼が私の頬を触りクリームを舐める仕草を見せて笑みを零す。その笑みにやられてしまった私は当分、その場で固まっていた。
シュークリームを食べるみたいに、余計、甘い恋に落ちた。


◎ シュークリームを食べるみたいに


――――――

お粗末さまでした。初めての参加ですごく楽しかったです!
拙い文章で申し訳ないです。また参加させてください**
素敵なお題をどうもありがとうございました!


次題「Mr.道化師はこの世界をどう思う?」



guest

No.67 通りすがり、 59.135.76.254
2014/12/14 20:27:01 削除依頼

age!この企画が好きなのであげさせていただきます。



avatar

No.68 浅羽あやめ 2014/12/16 23:19:34  削除依頼

「ユウカちゃん、ユウカちゃん」
「どうしたの、母さん」
「可愛いネグリジェを買ったのよ。ユウカちゃんのは桃色、私のはライムグリーン」
「有難う。嬉しいよ」
「お母さんはユウカちゃんが喜んだ顔が世界でいちばん大好きよ。ねえ、明日も一緒にマーガレットにお水をあげましょうね」
「そうだね。おやすみなさい、母さん」

 きんきんと光る月が、夜に佇んでいる。
 冷たく感じるほどに真っ白な壁に囲まれた空間で吐息がひとつ、ふたつ。ぢぢ、とくぐもった声でガスストーブが悲鳴をあげている。
「――なあ、兄ちゃん」
「どうした、弟」
 散らかっている学習机に投げ出した両脚を組み換え、手にしていた漫画本をぱたりと閉じる。静寂。ぢぢ、時折泣き声。
 返事をした男は整頓された机に向かって何やらカリカリとペンを押し付けている。その普遍の旋律にさえ美を感じるのだ。
「嘘を吐き続けるのってどんな気分なの」
 しゃん、と庭に生きるマーガレットのような微笑を浮かべ、刹那、こちらを見据えた麦色の瞳がしゅ、と哀しそうに縮まったのを俺は見逃さなかった。
 きんきんの月がふたりを照らす。まん丸のおまんじゅうを一口かじったようなそんなカタチが、紺色のキャンバスに転がっている。
「いないって言えばいいさ。残酷だとしても。この世界に今存在しているのは、ユウカじゃなくて」
「嘘なんてついていないさ」
「兄ちゃん」
「あのひとの世界ではユウカはちゃんと暮らしているさ。例え俺が存在していなくても。俺も母さんと同じなんだ」
 桃色の、キラキラした石がたくさんついたペンをくるくると回しながら、愉快そうに、男は俺を見据えた。
「母さんが幸せならなんだっていいさ」
 あの日から幾分かやつれた顔に笑顔を貼り付け、男は笑う。マーガレットのような可憐な笑みは姉ちゃんに酷似していて、異様な不快さに包まれながら開きかけた口を閉じる。
 アア、世界の神よ。
「――兄ちゃんに世界をください」
「何か言ったか、弟」
「なにも」
 ぢぢ、笑うかのように、錆びついた音が部屋に響く。
 伸ばしても届かないであろうあのきんきんに、うんと手を伸ばして目を閉じた。きっと届かないであろう男の心と重ねて、うんと手を伸ばす。

――Mr.道化師はこの世界をどう思う?

お次、「くるしい愛をおねがいします」



guest

No.69 や様 125.194.103.168
2015/01/13 01:52:41 削除依頼

 選んだのは私だ。他の誰でもない、私だ。

 当時の私は、この世界に対して、苦悩していた。日常で迫りくるすべてがつらく、苦しかった。一瞬で過ぎ去る風も、そのにおいも、全てが私を悩ませる種だった。
 何もかもをやめたかった。そんな私には次から次へと様々なものが押し寄せてきていた。マイナスはマイナスを呼び、さらに大きなマイナスを作り上げていった。どこまでも、どこまでも、堕ちていく。そんな感覚を体で感じて、日々生きていた。

 しかし、そんな日々はぷつりと途切れた。まるで糸の切れた人形のようだ、という表現があるが、人形から糸が離れるように「そんな日々」はぷつりと私から離れていった。

 私は新たな世界を生きている。「そんな日々」に踊らされていた私を傍から見つめてのうのうと生きている。
 生きることは苦しみだ。それでも、世界はたくさんの光に満ちている。愛しいと、生きていたいと、思える。

くるしい愛をおねがいします

ピー年ぶりのふみでしゅ。ひいいいい。なんじゃこりゃ
当時のわたしは死にましたがわたしは今を生きています
でもふみにはたまに帰ってきたくなるよね

次「どうでもいいけどマカロンより生キャラメルが食べたい」



guest

No.70 じゅんや_ 203.168.116.189
2015/05/17 00:50:51 削除依頼

.


君の身体を造るモノ
甘くて甘くて淡くて脆い
少しの熱でも 消えてしまうから
なるべく慎重に 愛して

甘くて甘くて淡くて脆い
メレンゲに食紅 何を挟もう?
同じ色した コンフィチュール
欲張りだから 物足りないから

淡くて淡くて余りに脆い
丸い形の その焼き菓子は
甘くて甘くて余りに脆く
我儘な君と 良く似ているよ

もう飽きた? まだ飽きない?
心の中に聞いてみてよ
一度壊れたら戻らないから



「どうでもいいけどマカロンより生キャラメルが食べたい」




どきどきしながら参加してみます。

次のお題に
「笑い方を知らない彼女」



guest

No.71 yuuki好き好き 220.105.95.240
2015/08/01 20:47:47 削除依頼

【笑い方を知らない彼女】


僕には彼女がいる

美人で気遣いができ
何より話していて価値観が合っている

僕の欲しい言葉をくれる
僕のぽっとした発言も拾ってくれる

そんなところが好きだ
一緒にいて落ち着くのだ

もし もし僕が
この腕を回して
君の鼓動を感じて
そっとキスをしてみたら
見たこと無いカオをしてくれるのだろうか

端正な顔から綻ぶ一輪の花
彼女はまだ春待つ蕾




なんだか久々の投稿で鈍ってますね
次の方、楽しみにしています
▷▷「君の長い黒髪は」



guest

No.72 merrycrow 180.19.126.228
2015/12/30 18:59:01 削除依頼

いつだって彼女は、逃げていくのです。愛し合ったあとでも、抱きとめる腕を躊躇いなく解いて、するっと行ってしまうのです。
「罪な女だ、きみは」
「そんな女はきらいかしら?」
彼女はそういって笑っていました。

「罪なおんなだ、きみは」
「おんなはいつだって独りなのです」
くちびるに人差し指をあて、しぃっと、眉根を寄せていうのです。

「罪なおんなだ、きみは」
「あなたを世界でいちばん、あいしてるわ」
腕に腕を絡ませ、彼女はそう言った。赤いドレスはいつだって扇情的で、そこから伸びる肢体は官能的に誘惑していた。バーカウンターの上に置いてあるワインは温くなり、香り立つ匂いにむせ込みそうになった。彼女の香水はいつもどこだか聞こうとして忘れてしまう。微笑んだ赤いルージュの唇、胸元に流れた一房の髪が目の裏に焼きつき、ああ、いつだって、だめだと思うのに、溺れてしまう。彼女の声が聞こえます、つみなひと。
___
ありがとうございました。カラスでした。
次:もう、空っぽになっちゃったよ



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No.73  兎少女、 2016/01/02 02:11:39  削除依頼

.


# もう、空っぽになっちゃったよ



いつも、いつも、いつも、
君は僕の心を満たしてくれていたよね



例えば、楽しいこと
例えば、嬉しいこと
例えば、悲しいことだってつらいことだって



君なら
僕のどんな心も満たすことができたのに
僕は
君の心を満たせなかったみたい



君は僕がいなくても大丈夫かもしれないけど
だめなんだ
心が空っぽじゃだめなんだ



満たしてくれる人は君だけなんだ
たくさんの色で


そんな遠くに行かないで
ああ、だめだ



もう空っぽになっちゃったよ



腕が鈍ってますね...
次スレ楽しみにしてます
NEXT▽魔法使いの君だった



avatar

No.74 悠斗☜ 2016/01/07 01:58:16  削除依頼

@魔法使いの君だった




いつもと変わらない日常
揺れる洗濯物
水の入ったコップ
読みかけの小説
眠っている目覚まし
無機質な日常
そんな中ひらりひらりと何かが舞う
白鳥?動物?天使?
それは、ある時は洗濯物を三秒で片付け
ある時はコップを浮かせ
ある時は小説を手を使わず読み
ある時は目覚ましを勝手に止める
ありえない そんな事できるはずもない
だけど
それは、僕を虜にして
僕を恋と言う名の渦に巻き込んで
僕の視界を狭くして
僕の脳内を支配する
過去、現在、未来
タイムマシンに乗ったみたいに思い出したり想像したり
言葉1つで悲しみに落としたり舞い上がらせたり喜ばせたり怒らせたり困らせたり
困る笑う可愛い好きだ愛してる
無機質な日常がくるくる変わる
ああ、好きだ大好きだ君が好きだ
何度でも何度でも思ってしまう言ってしまう
その度に君は微笑を浮かべて”私もだよ“と答える
ずるい、と言うと、そうかな、
うん、と言うと、相槌
嫌い、と言うと、涙
大好き、と言うと、笑顔
君を動かす何かを探してるのに君は逆に僕を動かす何かをいつもプレゼントしてくれる
ずるいよ、本当にずるい
天使ですか?悪魔ですか?女神ですか?僕の将来のお嫁さん?クラスメイト?彼女?母?男性?女性?
あれ、分からない
あれ、なんだっけ
あれ、誰だっけ
ああ、そうだ
魔法使いの君だった




――――――


どきどきしながらのレスです

ありがとうございました
NEXT / 一度もあってないお前にもそう言えるね



guest

No.75 じゅんや_ 126.220.119.21
2016/02/16 02:41:01 削除依頼

.


人は声から忘れてしまう
いつ聞いた声?もう わからなくて
ただただ思い出そうとする
電話越しのあの、細くて小さな声を

コール、取られない電話、時間切れ
何回も何回もくりかえした
今も繰り返して、いる

君は僕の事をどう笑ってくれる?
どう、笑って、軽蔑してくれる?
その日が楽しみだよ、愛しい人

(一度もあってないお前にもそう言えるね)


_______


わ、久しぶりに書きました。なまってます。感覚が。
お粗末様でした。

次のお題「永遠になりたい?」



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No.76 美咲はる 2016/02/22 22:03:33  削除依頼

【永遠になりたい?】

え?いきなりどうしたの、そんなこと聞いて。
なりたいか、なりたくないかで言ったら......
なれるわけがないじゃない。

え?答えになってないって?
だって、永遠なんて夢物語じゃないの。
ありえない、の一言よ。

......ねえ、そんな顔しないでよ。
わたしがこういう性格なのは、あなたが一番よく
知っているはずでしょう。

......ごめんごめん、あなたと一緒にいたくないとか、
そんな話をしているわけじゃないの。

人はいつかは必ず死ぬんだから、ね。
嫌でもお別れは来るじゃない。
そうしたら、永遠とは呼べないでしょう。
そういう意味よ。

ねえ、何をそんなに落ち込んでいるの?
急にこんなお洒落なレストランに呼び出されたと
思ったら、突然おかしなこと言いだしちゃって。
今日のあなた、なんだか変よ。

......あ、そうだ。
頑張って長生きしましょうよ、わたしたち。
世界最高齢のギネス記録をふたり揃って
更新しちゃえばいいんだわ。

そうしたら、ほら。
少しでも永遠に近づけるんじゃない?
......なんてね。

ちょっと。
どうしたの、急に嬉しそうな顔しちゃって。
わたし何かおかしなこと言った?

え?それなら僕にもできる?
ねえ、今の、どういう意味なの?

......ちょっと、急に黙り込まないでよ。
どうしたの、ねえ。ねえってば。

やっぱり今日、おかしいんじゃないの......



戸惑うわたしをよそに、彼は深呼吸を始めた。
そして常に猫背気味の背中をしゃんと正し、
いつになく真剣な顔でこう言ったのだった。

「僕と、結婚してください」

ーーー

素敵なお題をありがとうございました。
お粗末さまでした。

次のお題→【私が君にもう会いたくない理由】



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No.77  兎少女、 2016/02/24 23:27:55  削除依頼

#私が君にもう会いたくない理由

会いたくないの
なんで、なんて聞かないで
意地悪
意地悪なんです、君はね、本当に優しいから

会いたいなんて行ったら会いにくるでしょ
会ったらまた会いたくなるでしょ

...笑わないでよ
別に本気だし、本当だし
ありきたりとか言わないでね

ほらね。
またそうやって、余裕ぶった顔して、
君も本当は同じなんじゃないの?

....なんてね
冗談だよごめんなさい

会いたい、なんて伝えません
だってキャラじゃないから

「 会いに行きたい 」

ってね。
普通に君は言いますから。
でも私は、会いたいなんて言わない。

長々と言い訳をしましたが。
いつもありがとう。

まあ、とりあえず
次の日曜日会いに行きます
会いたくないよ、会いたくなんてないけど仕方なくだから

_____

支援あげも込めてのレスです
ありがとうございました

次のお題→「 夢を乗せるのには重すぎる 」



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No.79 れいあ* 2016/05/30 01:03:21  削除依頼

* 夢を乗せるのには重すぎる 

「ねえ、テスト何点だった?」
「何も聞かないでそっとしといてくれ…」
後ろの席の彼はそう言って、雪崩込むように机に突っ伏した。
その腕の下からちらりと見えた解答用紙は、ご丁寧に点数のところだけ折り曲げられていた。
5月の終わり、白い長袖シャツ、窓際の席。
中間テストが返された教室は、ざわざわと賑やかで。
「これはまた私の勝ちですかな。コーラちっす!」
「うっせー」
くぐもった声を出す彼の頭に左手を乗せて軽く叩きながら、点数を見てやろうと右手で折り曲げられた解答用紙をつまめば、開く前に阻止された。ちっ、ばれたか。
私の手首を掴む骨張った手。男の子だなあとまじまじと見つめていれば、彼は急に顔を上げた。
「俺はテストごときに一喜一憂させられる意味が分からん」
「ほう」
「こんな紙切れに俺のビッグな夢は乗せられん」
そう言って彼は、解答用紙を綺麗に折る。みるみるうちに紙飛行機になったそれ。
「ビッグな夢ってなに」
「年収1000万のサラリーマン。愛車は外車。休日は可愛い奥さんと子どもたちとピクニック」
「超いいパパじゃん」
「でしょ」
カラカラ、と音を立てて窓を開ける。ふわりと暖かい風が髪を揺らす。
彼の手から放たれた紙飛行機は、ゆるゆると覚束ない軌道を描いてグラウンドの上を飛んでいく。
「……え、で、結局何点だったの」
「16点」
「再試おつです」
「うっせーよ」
そう言って笑った彼を見て、私もゆるりと口角を上げた。

―――
7~8年前に参加させていただきました。
今でもこのスレが続いていたことに感動しています。
素敵な企画で大好きです。

次のお題「 きっと君は笑うから 」



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No.80 かんでん 2017/04/21 02:45:26  削除依頼

 友達の涼が失恋をした。こんなに可愛い女の子を振る男が世の中に存在するのも驚きだけど、涼が恋をしたにも驚きだった。
 私は涼が小学生のころに出会った。そのころから好きな男の子の話は聞いたことがなくて、そんな彼女が大学に進学してやっと聞いた初恋の話。そのときの涼は幸せそうで、これは応援しない他ないと思った。
「いつまでも引きずってるわけにはいかないんだけどなあ」
 なんて言うから、私は彼女を外に連れ出した。ねえ、どこ行くの? と聞く彼女を無視して歩き続けて、向かった先はソメイヨシノが生い茂る家の近所の公園だった。
「もう桜咲いてるんだ……」
 あの日から涼はすっかり塞ぎ込んでしまい、春休みともあって家から出ない日が続いていた。外の気温も知らず、桜が満開になる時期だということも忘れていたんだろう。
「もしかしてこれ見せてくれたの?」
 返事をすると涼はしゃがんで、私の頭をなでた。
「ありがと、サクラ。ちょっと元気でたかも」
 そのとき、ミントの香りがして私は涼の手から逃げ出し、その香りのもとをたどった。けど辿り着いたのは、年季の入ったニューバランスの靴で、においは消えてしまった。そして目線が高くあがる。涼が抱っこしてくれるより随分高い。
「かわいい猫だなあ」
「すみませんっ、それうちの猫ですううっっ」
 半泣きで私を追いかけて来た涼が珍しく声を張って私をだきあげた男の人に訴えていた。彼はそんな涼に驚くこともせず「あ、飼い主いたんだ」と独り言をこぼし、私を涼に手渡していた。
 涼と彼の手が触れた気がしたのは、気のせいかしら。
「なんか猫暴れてない?」
「普段こんなことないんだけどなあ」
 違うのよっ、涼もあなたも気付いてよーっ。
「どうしたんだろ? とりあえずうちの病院連れて行こうか?」
「え?」
「僕そこで獣医やってるんです。別に診察料とかお金とったりしないから」
 並んで歩く二人に私は声を掛け続けたけど、理解してくれるはずもなかった。袖触れ合うも他生の縁っていうでしょ? ねえ、お願いよ。
 私もう、元気のない涼は見たくないの。
「君も大丈夫? なんか元気ないけど?」
「えっ、あたしですか?」
「うん。可愛いのにもったいないよ。元気だして」
 どうしてこの男があなたを笑顔にしたか分かる?
 私には、もう分かってるけどね。


次のお題「夜のカフェテラスでゴッホを待つ」



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