掲示板
  • SORENA(ソレナ)
  • ガールズトーク
  • プリクラ
  • 23モ
  • フミプレ

【重要】フミコミュリニューアルのお知らせ

<11月17日 アカウント移行手続きについて更新>

【重要】フミコミュリニューアルのお知らせ

<11月17日 アカウント移行手続きについて更新>

創作全般へ戻る

love❤story

[コメント] 83

guest
朝霧葵依 119.229.133.18 2017/02/04 14:46:45  削除依頼

あさぎりあおいです。

短編集です。
人の名前はあんまり変えないで適当に使ってるかも。

基本的には、同じ設定同じ名前の二人のお話。

時系列はどんどんさかのぼるかも…。

えっと…どういうお話をっていうのがあったらリクエストくれたらかけるかも?

人物紹介
朝霧葵 あさぎりあおい

この名前は、ニックネームだけど、もともと葵依が物語で使ってた名前なので、書きなれてるので使います。

人嫌い。
病弱。
口下手。

太田空 おおたそら
葵の彼氏・親友
優しい
頭痛もち。

こんな感じ?
えっとねー、どうしてもいろいろ前の話と齟齬が出てくるんですけど、短編集ってことで勘弁してもらえれば…。

投稿する

更新する全件表示 <1 2 3

guest

No.61 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/05/26 07:31:35 削除依頼

後ろからしっかりとくっついて、崩れてしまいそうなため息をついて。

「…なー。」

「…ん…。」

後ろからのしかかられるのは嫌というか、地味な圧迫感があって苦手だ。

だから、そっと引き離すと、向かい合うようにしっかりホールド。

「…ん…む、ぐ。」

顔が制服に埋もれたせいか小さくうめくので、腕を緩める。

「…も…っな…。」

真っ赤になって呟く葵の肩に額を当てて。

「…大丈夫?」

「…ん…。」

「…じゃあ離れよ?」

「それは無理。」

「…もぉ。」

結局くっついたままなのです。



guest

No.62 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/05/26 20:37:32 削除依頼

ぎゅっ、と。

空から葵を抱き締めるなんて滅多にないことで。

「…っ?!空…どうしたの。」

特に理由は無いんだけど。
葵と一緒で『引っ付きたくなったから』っていうか…。

「…なんとなく。」

としかいいようが無いし…。

「…もぅ。心配するよ?いきなり。」

「…ごめん。」

どくどくと情けなく速い鼓動に。
離れられない弱気な心に。

葵に毒されたなぁと思いつつも、まあいいかとも思えてくる。

「…ん…っ。」

無意識に抱き締める腕に力を込めていたらしくぽんぽんと腕を叩かれる。

「もう。」

小さく囁いて頭を撫でてくる。

「…は。」

小さくついたため息。

「…もぅ。どうしたの?」

聞きつつも何も言わなくても許してくれるのは…葵らしい優しさで。
いつの間にか慰められるように抱き寄せられていて、安心した。



guest

No.63 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/05/27 09:38:27 削除依頼

「…空!」

出会い頭。
いつも通り、肩に手を当てようとして。

伸ばされた手がふっと落ちる。
がくりと膝が折れる。

「…ッ…?!」

勢いの付いたまま倒れ込む体を、慌てて抱き止める。

「…っ、ごめん。」

腕の中で、僅かに青い顔で囁く。

葵を抱えたまま廊下の端に座り込む。

「…で。…大丈夫か?」

「…ん、とりあえず。」

「…どうした?」

「…いきなり、ふらっとして…こけた。」

「元々体調悪かった?」

ふるふる、小さく首を横に振る。

「…もう起きれる?」

「…大丈夫…ちょっと目眩するぐらい。」

それは大丈夫じゃないと思うんだけど。

ゆっくりと葵を降ろし、立ち上がる。
左手を伸ばし、彼女も立たせる。

「…ありがと、迷惑かけちゃったね。ごめん。」

真っ白な頬を見て、放っておく訳にいかないし、彼女に付き添ったまま教室に連れていく。






設定が変だ!そして文章異常に下手だ、今回。



guest

No.64 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/06/10 20:32:59 削除依頼

お互いが名前を呼べるようになる前のお話です。

「ねぇ、会長?」

「…なんで会長呼びするんだよ。」

「…だって太田、生徒会長だもん。」

「…じゃあそっちは書記って呼ばれるのか?」

「…呼ばれ、ないけど。」

「じゃあやめろよなぁ。」

「…はぁい。」

話題があることが珍しいぐらいですぐに黙ってしまうのも、もう慣れた。

太田の隣を歩きながら、そういえばと思い出す。

「ね、太田?明後日大会だよね?」

「あぁ、うん。」

「頑張ってね。」

「ん。ありがと。そっちもがんばれ。」

えへへ。
ちゃんと応援できただけじゃなくて応援してもらえちゃった。

…まぁ、一個気にはなるけど。

「ね、太田?」

「…うちのフルネーム、ちゃんと知ってる?」

「知ってる、けど。」

「じゃあ、答えてくださいな?」

ずいっ、と。
マイクを持ったようにぐーにした左の手を差し出す。

名前、呼ばれたことあんまり無いし。
呼び捨てはもっとされたこと無いし。
ちょっと不安だったんだよね。

「…えと。」

「ん~?」

「やばいなぁ、一番最初に出てくるのがホリキョウだ。」

「もぉっ!それはフルネームじゃなくてニックネームなの!」

てかホリキョウとか…堀田先生恐怖症の略なんだよ?
生徒会の面白いあだ名とは言え、それで呼ばれるのは嬉しくないな。

「…あぁ、違う?そっか、フルネームだもんな。朝霧ホリキョウか。」

「もー!ホリキョウ置いといてよ!」

「…あ、あれ名字なのか、ホリキョウあおい。」

「ちゃうねんっ!ホリキョウ呼ぶな!」

「…はいはい、分かりましたよ。朝霧さん。」

「…だっ…から、さん付けしないでよ。」

「どうしましたか、あおいさん?」

「…もぉ。」

なんていいつつあおいだって太田のことを空って呼べないんだからね。
お互い様なのです。



guest

No.65 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/06/10 23:16:11 削除依頼

気づくと聞こえる歌声。
なにか話すよりも、歌っている方が彼女は好きらしい。

そして気分に合わせて歌が変わるので、あおいのよく聞く歌をいくつか覚えておけば今の気分が分かったりする。

話だと困ったように途切れるのに、歌は本当に好きらしく。

最近は恋っぽい歌とか、病み系とか。
合わせて歌うと嬉しそうな顔になるから、色々覚えるようになった。

「空の声好きなんだもん。」

ふにゃりと緩めた唇が楽しそうに呟く。
俺もあおいの声は柔らかくてかわいくて好きだなぁ。

まぁあおいがいつの間にか眠ってたりするのは面白いし。



guest

No.66 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/06/11 08:39:08 削除依頼

まっすぐ伸ばされた大きな手。

「…大丈夫だって。心配ないよ?こっちおいで。」

「…でも、怖いんだもん。」

「何が。」

ふっ、と穏やかに笑われる。

「…自分が、いらないって言われることが。」

「なんでそんな風に思うんだ?」

まっすぐ目を見つめられて気まずくなって目を逸らしてみる。

「…わからない、けど。…だって、怖いんだもん。」

「…みんなそんなこと思ってない。…なんて言っても説得力ないんだろ?」

心を読んだようにさらっと発せられる言葉が、胸に突き刺さる。

確かにそんなの説得力ない。
だから小さく頷いてみせる。

「じゃあ、もうちょっとだけ説得力のある言葉にしようか。」

「…うん。」

「少なくとも、俺はあおいのことをいらないなんて思ってないし、思わない。…これは分かるか?」

「…うん。」

「たぶん…他のみんなもこう思ってる。…どう?」

「…分かった。…行く。」

それでも不安なのが顔に出ていたのだろうか。

「もぅ。大丈夫だって、俺を信じて?」

ぽんぽんと頭を撫でられた。

「…ん、もぅ大丈夫。ごめんね、ありがとう。」



guest

No.67 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/06/17 22:07:07 削除依頼

「将来の夢」

「…特になし。」

「え。」

「…ん?どうした。」

「え…終わり?」

「うん。」

「だっ…もうちょっと何か言えないの…?」

「…ごめん、もういうことないかも。そっちはじゃあ将来の夢、あるのか?」

「うーん、じゃあ、空と結婚する、とかにしてみる?」

「…えっ、と///そういう冗談やめてくれよ?」

「んー、目指してみてもいいかなって思っただけだよ?でも、将来の夢、なんだから別に高校卒業後の進路を聞いてるわけじゃないんだし、なにいってもいいでしょう?」

「…じゃあ。えっと…ちゃんと誰かを守れる人になりたい。かな。」

「…らしいね。」

「そうかな?俺にはできてないことだと思うし。」

「そう思ってるんだ?」

「…頑張ってるから、できてるならうれしいんだけどね。」

「うちは、守ってもらってるし、助けてもらってるなぁ。」

「…ん。ありがと。」 



guest

No.68 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/06/17 22:30:21 削除依頼

「じゃあ次はうちのちゃんとした夢だね。」

「おー。」

「小学校の先生になりたいなあ…っておもってるんだよね。」

「へぇ、またそりゃなんていうか…ベタ?」

「定番?そうかなぁ。でもやっぱり、小学校の先生って、すごいなぁって思ってたからさ。」

「すごい?」

「ひとりで全教科教えて、それも小学校1年生なんて宇宙人だよ?すごいよ。」

「やっぱり憧れ?」

「えへへ、そうともいう。」

「そうとしか言ってないだろ。」

「もう、うるさいなぁ。」

「…ハイ。」

「で。あおいさ、勉強するの得意じゃないけど、教えてくれてわかったって思えるのってものすごくうれしいから…そんなうれしいのを伝えたいし。」

「うん。」

「それに、数学とか人に教えて、わかったって言ってもらえるとさ。すっごく嬉しいから。」

「…うん。」

「だからさ、空にもいつでも勉強教えてあげるよ?見守ってる存在でありたいからね?」

「…ん、ありがとう。」



guest

No.69 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/06/20 22:23:08 削除依頼

空にこつん、とぶつかる。

その勢いのまま頭を胸元に預けていると、不意に手を回される。

「…ん…と。」

くっついたまま何も言わないと、ふぅっと溜め息が聞こえて。

「…っ…空…。」

「…辛い?」

「…っ。」

「…辛いか。だよな。簡単に変わらないだろうし…なぁ。」

「…ん。慣れるまでこんなんでごめんね。」

いいよ、なんて笑って頭を撫でてくれる大きな手が落ち着くのです。



guest

No.70 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/06/25 00:50:06 削除依頼

「…もぉ…可愛いんだけど。その顔。」

「…ペットじゃ無いんだけど。」

「ペット扱いじゃないよ?」

頭を引き寄せて撫でてくれるあたり完全にペットですが。
でも、撫でている顔を見てしまってから、反抗できないんだよな。
辛そうに微笑んで、大事なものを扱うみたいな瞳で。

「…仕方ないな。」

体勢を変えて、こちらからあおいを抱き締める。

「…ぇ、ぁ…。」

戸惑ったような、表情と声。

意外と華奢な体に、細くて柔らかな髪。
すっぽりと腕に収まって。

「ね、…空?」

「…なんだよ。」

「抱きついていい?」

腕ごと抱えて動けなくしてしまったからね。

まっすぐ見つめられて渋々手を除けると、すぐにぎゅうっとしがみついてきて。

「えへへ。やっぱり、この方がいい。」

悔しいけど同感です。



guest

No.71 朝霧葵依 119.229.133.18
2017/06/25 23:56:37 削除依頼

へたっ、と。
くっつく体が熱い…、
は!?熱い…よな?
いや、夏の暑さでもなく、人肌の温もりというレベルでもなく、熱い。

「…あおい。」

「…なに。」

「…ちょっと触るよ?」

前置きしてから、額に手を当てる。

「…冷た、い。」

「…違うし。あおいが熱いんだ。」

「…そぅなの?」

「え、だって、ほら…しんどいだろ?」

「いつも通りだよ?」

つーことは、熱がなくてもしんどいと。

よく見れば、赤い頬に苦しげな吐息に、濡れた瞳。

あぁ、しんどそう、って思う。

「…もぉ、そらがそんなこといぅからしんどい…。」

あ、すいません。

やっぱりこいつに無理させないようにしようと、思う。



guest

No.72 朝霧葵依 182.165.33.56
2017/07/01 08:57:08 削除依頼

待ち合わせは神社の駐輪場。
からころと下駄の音を立てて歩いてくる葵。

「お待たせっ、空。」

「ん、やっほー。」

淡い水色にピンクの花柄の浴衣。
合わせたようなピンクの鼻緒の下駄。
夕方の暗がりにぱっと映える色。
動きにくそうに見えるのだが、ころころと歩く姿は至って普通。

こっちも一応、葵に合わせて浴衣なのだが。
ずっと着ていたいとは思えない。

「ね!何食べる?」

「食べるのは確定なのか。」

「うんっ!せっかくのお祭りだもん。」

テンションが高い。
いや、お祭りだから俺もそれなりに高いですけど?

「じゃあとりあえず…かき氷買う?」

「うん!」

シロップを自由にかける、よくあるようなかき氷。

どばぁっとブルーハワイをかけた俺と違い、イチゴのシロップに練乳をかけて嬉しそうな葵。

楽しそうにかなりはしゃいでるのに、やることは上品かつ女の子。

「一口食べる?」

冷たいなんて笑って、甘々なかき氷を食べてる彼女。

「…いいの?」

えっ、と驚いた顔をしてからぱっと顔を輝かせる。

「欲しかったら、どうぞ?」

「じゃ…いただきます!」



guest

No.73 朝霧葵依 182.165.33.56
2017/07/01 19:59:49 削除依頼

食べ終わった葵と並んで歩く。

人が増えてきて、声をかけられる。

「空!来てたのか!…彼女?」

「…ん、まぁな。お前も来てたんだ?」

「いや?今来たところ。」

「そっか。」

「じゃあな、そろそろ動いてくる!」

「おー。またな。」

いろんな人としゃべって歩いている間に、葵が少し遅れていた。

「ごめん、大丈夫?」

「…ん、大丈夫。」

「人、多くなってきたな。」

「…うん。」

なんとなく、葵のテンションが下がっている気がする。

「もしかしなくても疲れた?」

「…うん…。」

まぁ、仕方ないよな。
人混みは得意じゃないって聞いたことあったし、それでもお祭りに行きたかったらしいし。

「うーん…人に酔った?休む?」

「ん…ごめん。」

「いいってば。」

少し歩いて、神社の裏手にあるベンチに腰掛ける。

並んで座った葵が、こつんと頭を肩に預けてくる。

「…大丈夫か?」

「…ん…大丈夫…、ほんとにごめん。」

「いいって言ってるだろ。」

「…もっと楽しめると思ったの。空と一緒で、良かったの。」

「うん。」

「…なのに、人、増えて…空は人気者で、いろんな人が声かけてきて、寂しいし…。人、集まるとしんどいし…。」

「…そっか。気付けなくて、悪かった。」

「…でも、もぅ大丈夫だから。わがままでごめんね。」

立ち上がって、彼女に手を貸す。

「ありがと。」

嬉しそうに笑ってくれたら。
それだけでいいんだよ。



guest

No.74 朝霧葵依 182.165.33.56
2017/07/02 22:45:22 削除依頼

ぎゅうっと抱き締められて、頭を撫でられる。

「…なに?」

びくっと肩を揺らし、恐る恐るこちらを向く。

「…あ…えと、元気付けてあげようかな…って、思って。…いきなり、ごめ…」

「…ん。謝らなくて良いよ?ありがと。」

少しだけ、疲れていたのもあって。
素直な優しさに癒されるのを感じる。

「…空、お疲れ様でしょう?チョコレート食べる?」

「…俺は子供かよ。」

思わずくすっと笑うと、おんなじように葵も笑った。

「だって、疲れたときには糖分って基本でしょ?」

「…まぁ、そりゃ。」

微妙な笑いと共に手を伸ばしてチョコレートを取ろうとすると、ふっと避けられる。

「…なんだよ。けんか売ってる?」

「え、ちがっ、違うよ?ごめんね?」

あまりの慌てようが面白くて、笑わないようにすると頬がピクピクする。

「…空っ、笑うの堪えてるでしょ?!」

「あ、ばれた?」

だって面白いんだもん、と言いつつ笑えてくる。

こんなのが日常ってのは、恋人感はともかく仲良しだからいいのかな。

そしてチョコレートを食べさせてください。



guest

No.75 朝霧葵依 182.165.33.56
2017/07/02 23:00:02 削除依頼

ぽこん。

『ヘルプミー、です。』

「なにが。」

ぽこ、ぽこん。
『数学の教科書行方不明(;ω;)/』
『課題のページ送ってくれん?』

「アホか。」

ぽこん。

『せめて天然って言えない?』

「言わない」

ぽこん。
『はいはい、早く早く笑』

「待てって笑」


「どうぞ?わがままお嬢様。(写真6枚添付)」

ぽこん。
『わぁ、綺麗に撮ってくれた笑
ごめんね、手間かけて。ありがと!』

「別にいいよ、勉強頑張って。」

ぽこん。
『うん、そっちも頑張ってね。ばいばい。』

「おぅ。じゃあな。」



【作者と彼氏の今日のLINEをちょっと甘くて優しくしてみた。】



guest

No.76 朝霧葵依 182.165.33.56
2017/07/03 22:52:40 削除依頼

「…あの、さ。」

「なに?」

「…ちょっとだけで、いいから…くっつかせて。」

「…うん。」

腕を回してくるわけでもなく、ただ胸元に頭をべったり引っ付ける格好。
背中を引き寄せると、されるがままに寄ってくる。

「…頑張れ。」

「…っ。」

「大丈夫、俺がいるよ。俺だけじゃない、あおいのことを大切にしてくれる人たちがいる。」

「…うん。」

なんて言えばいいとか、なにを言ってほしいとか、そんなものは知らない。

「しんどいときは、頼っていい。遠慮しなくていい。あおいのほうがしんどいから。」

「…そんなこと、ない…」

「ううん、あおいはしんどいのに頑張ってるよ。弱音吐きたくなるところも、諦めたくなるところも、まっすぐぶつかるから。」

「…ぁ…りがと。」

気づいたんだ。
今俺が口にしている言葉の出所。

全部葵の言葉。
頑張れ、大丈夫、あおいがいるから、頼って?
ただただ、苦しんで疲れているときは甘やかして、励ます。
ちょっと立ち直れたら、解決策を提示してくれる。

そんな優しさの柔らかさ。



guest

No.77 朝霧葵依 101.142.40.3
2017/07/16 15:24:40 削除依頼

『ねぇっ、今どこにおる?』

「は?なんで。」

『いいからっ!』

「祭り…だけど。」

『やっぱり?もぉ。だから返事来ないんだ?』

「え、来てた?ごめん。」

『いいよ、あおいも今お祭り。』

「は?!」

「やっほー。空。」



guest

No.78 朝霧葵依 60.57.227.253
2017/07/22 20:26:27 削除依頼

「…っ…ばかっ!!」

思いきり突き飛ばした、空の大きな体。
余程の力を込めてしまっていたらしく、後ろに軽く飛び、背後の自転車にぶつかる。

派手な音を立てて倒れる空と自転車。

「…あ…っ。…ごめんっ…だい、丈夫?」

「…いい加減にしろよ。」

「…っ…ごめん。…迷惑、ばっかりかけて。」

「…言っちゃ悪いけど…本当に迷惑。」

その一言で、葵の瞳に涙が浮かぶ。
でも、しっかりと唇を噛む。

「ごめんなさい…っ。」

「なぁ、どうしたらいいと思う?」

「…わ、からない…。」

「…俺は…さ。離れるべきだと思う。一回距離を置くべきだと思う。」

「…離れても…変わらない…よ…。」

自信無さそうに、不安そうに、辛そうに、怯えたように。
そんな顔でこっちを向かないでよ。

「…でも、離れなかったらずっと…このままだろ?」

「それはっ…そう、だけどっ…。」

「…だから…」

「やだ…っ、それでも離れたくない、側にいてよ。これまでよりもずっとずっと、傷つけないようにするからっ、気をつけるからっ…。だから…側にいてってのはわがまま…?」

「そうだな。わがままだろ?」

浮かんだまま耐えていた涙が、ほろりと溢れる。
それでもなお、堪えようと、見られないようにしようと、タオルに顔を埋める葵。

「…。」

軽くため息をつくと、そのまま先程倒れた自転車を起こして用意をする。

「…帰れよ?」

「…ん…っ、わかってる…っ!」

「葵が帰るまで帰れないから。とっとと帰れよ。」

「わかった…っ!」



guest

No.79 朝霧葵依 60.57.227.253
2017/07/23 09:31:39 削除依頼

ざぁざぁと叩きつけるように降る雨の中、空の家の前で立ち尽くす少女。

その姿を見た空は、あわてて駆け寄った。

「っ…おい!何やってんだよっ…風邪引くだろっ!」

「…そ…らっ。」

小さな、聞き取れるギリギリの声量で呟いた彼女が、ぺたんとへたりこむ。

「ずぶ濡れじゃねーかよっ。座り込むな、風邪引くぞ!一回家来いよ。」

思わずそういうと、葵はふるふると首を振った。

「馬鹿、ずぶ濡れのやつ置いとけねーだろ、早く!」

「…いい、よ。ほっといて…?」

「ふざけんな!早く!」

濡れた体を無理矢理抱えて玄関を開ける。

「濡らしてもいいから、シャワー浴びてこいよ。この突き当たりだから。…服は…洗濯機で乾燥かけて、姉が服貸してくれるはずだから。」

「…ごめん、なさい。」

「いいってば。」



「…温まった?」

お風呂から出ると、すぐ脇の部屋から声がかけられた。

「…うん。」

「こっちおいで。」

部屋に入るとすぐに、温かいココアを出される。

「…どーぞ?」

「…ありがと…ごめんなさい。」

「だからっ、謝らなくてもいいんだってば。」

「でもっ…。」

「今回の件については、俺も悪いから。だから、ごめんな。」

「…でも、迷惑かけてきたのはあおいで、今日迷惑かけたのもあおいで、空はあんなこと言ったくせに優しくしてくれたから…。」

「あーもう、いいんだってば。」

いつもの優しい笑みを見せられると気持ちが落ち着く。

「…乾燥終わるまで、ちゃんと話し合おっか。」

「うん。」



guest

No.80 朝霧葵依 60.57.227.253
2017/07/26 23:30:24 削除依頼

何も言わない。

ただ、つらそうに眉を寄せて、引っ付いたまま離れない。

離れるのがいや、じゃなくて、離れるのが怖い、といったような表情。

「あおい…どうしたんだよ~。」

「ごめ…っ…。」

「いや、謝ってほしいわけじゃないから。…なんかあった?」

いつもよりもずっと、か細い声。

「…今、喋るの、無理。」

「わかった。」

別に、大抵想像っていうか…うん。
またなんかあって、ダメになってるのは知ってるから。
隣にいる間はおとなしいから、諦めて隣に居ようと思う。

なんだかんだ言っても、自分についてきて優しくしてくれるのうれしいんだもん。



guest

No.81 朝霧葵依 60.57.242.167
2017/08/08 07:55:09 削除依頼

ふ、と。

特に理由はなくて。
たぶん、暑くて眩しい日だったから、太陽を睨んだんだ。

ベランダで、知らない女の子に思いきり突き飛ばされる葵。
その体が、ふらりと傾き、低い柵を越えて落ちる。

「あおい…っ?!」

慌てて駆け寄り、抱き起こす。
軽く閉じられた両目。
動かない体。
流れる、赤い血。

そのあとは、あまり覚えていなくて。
気づいたら病院のベンチに座り込んでいた。

「…っ!先生!あのっ、あおい…は。」

「まだ、眠っています。こちらの病室にいるので、起きたら呼んでください。」

「っ…はい。」

ぐるぐると色々な部分に巻かれた包帯が痛々しい。
こんこんと眠る姿は、いつもなら見れないほど消耗したようで、苦しそうで。

「…。」

ゆっくり、大きな目が開いて、2、3度瞬きする。

「…あおいっ。良かった…すぐ目覚めて。」

「…だれ…?」

予想外な小さな言葉。

「…誰?ってなに…空だよ?」

「そら…?」

その、本当にわからないという表情に困惑する。

「…覚えてないのか?俺のこと?」

「…しらない…。わからない…。」

ナースコールを押してから、もう一度葵に声をかける。

「なにを、覚えてる…?」

「え…そんなこと聞かれても…大体覚えてるつもり…なんだけど…。」

「今日の日付は…?」

腕に巻かれたデジタル時計が、H29.7.25と示している。

「…平成…26年…9月…。」

「…え。」



guest

No.82 朝霧葵依 60.57.242.167
2017/08/08 22:08:12 削除依頼

もうむり記憶喪失書きたかったのに最後夢オチなのに無理でした。



guest

No.83 朝霧葵依 101.143.167.43
2017/08/15 16:34:53 削除依頼

ざぁざぁと降る雨を、生徒会室の窓から眺める。

「…んん…雨かぁ。」

「…だな。」

「レインコート…持ってこなかったのに。」

「あーぁ。残念でしたね?」

「もぉ、自分は持ってるからって余裕だなぁ。酷い。」

「…いや、どうにもならないじゃん。」

自転車通学の生徒が多いため、男女別の指定レインコートがある、この学校。

だから、傘差し運転も出来ないし、男子のものを女子が着るのも出来ないので、葵がどれだけ言おうと、確かにどうにもならないのだが。

「仕方ないな。今帰ったら雨きついだろ?…向こう空晴れてるし…もうちょっと小降りになるまで待ってやるよ。」

「…ん…ほんと?」

「…しょうがないだろ?」

「…えへへ、ありがと。」

「…ん。」



このタイトルには現在83件のコメントがあります。 最大500件まで投稿できます。
\投稿の注意事項/
フミコミュ!はネット上だけで交流をするコミュニティサイトであり、出会い系サイトではありません。
住所、電話番号、メールアドレス、アプリのID、ゲーム機のフレンドコードといった個人を特定できる書き込みや、恋人の募集は全面的に禁止しております。
また、相手から情報を聞きだす行為や直接会おうとする行為も禁止しており、サイバー犯罪の予防・対処のため「サイバー犯罪相談窓口」に通報をする場合もあります。ルールを守ってご利用下さい。
利用規約を読む!
ニックネーム   このタイトルを上に表示する
※10文字まで。
画像
※おえかきツール・画像BOXを利用される会員さんはしてください。
コメント
※1000文字まで。
※LINEのIDやメールアドレスなど、個人情報の書き込みは禁止です。
※個人情報・アカウント情報・メールアドレスなどの交換や譲渡を目的として外部サイトに誘導する書き込みも禁止です。
※万一そのような書き込みを見かけても、危険ですので絶対に連絡をしないでください。

  • 上へ
  • 上へ
レコメンド


最新書き込みランキング
1位()
もっと見る

利用規約を読む!
ワンポチランキング
  • 恋もおしゃれも勉強もぜ〜んぶいただき!進学先は第一学院高等学校に決定!
  • 新スタイルLIVE授業ふみスクール
  • プロのカウンセラーに無料相談
  • ふみチャンネル
  • 第一学院高等学校で自由に選べる勉強スタイル
  • カウンセリング

    友だちや親など、誰にも言えない悩みをプロのカウンセラーに聞いてもらおう!
     
  • 【10⁄2更新】プレゼントコーナー10月号

    秋のモテ服当たる★簡単なアンケートに答えて応募してね!
     
いろいろランキング 新着一覧
最新書き込みランキング
    最新書き込みランキング